<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 羌村三首 其一>
<Format: 五言古詩>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 羌村（きゃうそん）三首（さんしゅ） 其（そ）の一（いち）>
<BookPage: 304-307>
<UsedPage: 4>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
崢嶸赤雲西，
日脚下平地。
柴門鳥雀噪，
歸客千里至。
妻孥怪我在，
驚定還拭淚。
世亂遭飄蕩，
生還偶然遂。
鄰人滿牆頭，
感歎亦歔欷。
夜闌更秉燭，
相對如夢寐。
<End Poem>
<Translation>
聳え立つ夕焼け雲の西から、陽の光が平野を射し照らす。柴の門に雀が鳴きさわぐとき、家路に向かう旅人が、千里の彼方からやってきた。
妻や子は、自分が目の前にいるのをいぶかり、動転した心が落ちついたと思うと、またもや$心を高ぶらせて$流れる涙をぬぐうのだ。世の中が$安禄山の反乱のため$乱れて、自分は定めなくさすらう逆境に遭い、$万に一つの$偶然に、生きて帰ることができた。
近所の人々は集まって土の上から顔を出し、感じてため息をつ いては$われらとともに$すすり泣く。夜もふけたが$眠らずに$さらにひとたび蠟燭を手にとる。$妻と$向かいあっていても、$これが事実とは信じられず$なにやら夢のようだ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
聳え立つ夕焼け雲の西から、
陽の光が平野を射し照らす。
柴の門に雀が鳴きさわぐとき、
家路に向かう旅人が、千里の彼方からやってきた。
妻や子は、自分が目の前にいるのをいぶかり、
動転した心が落ちついたと思うと、またもや$心を高ぶらせて$流れる涙をぬぐうのだ。
世の中が$安禄山の反乱のため$乱れて、自分は定めなくさすらう逆境に遭い、
$万に一つの$偶然に、生きて帰ることができた。
近所の人々は集まって土の上から顔を出し、
感じてため息をつ いては$われらとともに$すすり泣く。
夜もふけたが$眠らずに$さらにひとたび蠟燭を手にとる。
$妻と$向かいあっていても、$これが事実とは信じられず$なにやら夢のようだ。
<End Formatted Translation>